9.コード設計
◆作業の概要、目的、タイミング
データベースやその他入出力項目のうち、コード化が必要なものを洗い出し、その詳細を検討し定義する。
定義づけたコード体系を、システム全体を通して同じ扱い方をする。
- 入力、計算、表示などあらゆる局面で同じ扱い方をしないと、データの整合性が取れなくなる。
- データの検索キーに使うことが多いので、コードが正しく扱われないと困る。
画面上のデータ項目の詳細設計およびデータベース設計の後か、それらと並行して行う。
- データベース設計と同様、製造前にきちんとしておかないといけない。
本格的に製造に入ってからコードの扱い方を変えると、いろいろなところに影響を与える。
◆事前に必要なもの、情報
この作業の前段階として以下の作業を行い、また、作業に必要な情報として以下のものや情報等を用意しておく。
| この前の作業 | 事前情報、他 |
|---|---|
| ・メニュー体系図 ・各画面設計 ・データベース設計 |
・ヒアリングで得た情報 ・一般的な/最新の業界・技術情報 ・対象システムの業務知識 ・技術知識(マシン、ソフト、プログラム言語) |
◆具体的な作業項目、手順
- コードが必要なものを洗い出す。
- データベースのキーになるもの
- 会員番号、商品番号、...など
- データの種類を表すもの
- 契約種別、会員種別、...など
- 項目がほぼ固定なもの
- 性別コード、県コード、...など
- 検索や並べ替え、集計などのキーになるもの
- その他
- データベースのキーになるもの
- それらのコードの目的、使い方、想定されるデータ値(一般的に入りそうなデータ値、Max値、...)を設定する。
- それぞれのコードについて、想定されるデータ値を頭に置きながら、目的・使い方に応じたコードルールを作る。
- 文字種類(アルファベット、数字、日付など)どのように組み合わせるかを検討する。
コードの桁数を設定し、各桁それぞれの意味付けをする。 - 取り得る最大値を考慮し、業務上十分な範囲かどうかを検討する。
- 採番ルール(新規コード値の振り方)と、変更・削除時のルールを決める。
- 既存業務の伝票番号など、業務上すでに存在するものはそれに従う。
- 用途によっては、一意になるように(データ値の重複がないように)設計する。
- その他
- 文字種類(アルファベット、数字、日付など)どのように組み合わせるかを検討する。
- コード設計書として、ドキュメント化する。
◆成果物、最終イメージ、作業例
この作業で以下の成果物を出す。または完成イメージの状態にする。それをこの後の作業につなげる。
| 成果物、完成イメージ、他 | この後の作業 |
|---|---|
| ・コード設計書 | ・機能設計 (各画面設計(データ項目、機能など)) ・設計書の全体調整 |
◆作業上のポイント、注意点
コード体系は、システムのさまざまな部分に関係する。
- 画面の設定、入出力部分のプログラム
- 帳票への表示
- データベースへの登録・変更・削除
その他
決めてしまえば済むことだが、システムに携わるメンバー全員が同じように把握し、徹底しないと意味がない。
データ量の増加の度合いなどに注意する。
- システムの運用後しばらくしたら、桁数が足りなくなったり、分類数が足りなくなったりすることがある。
- 業務の性質やデータの性質、システムのライフサイクルを意識する。
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