6.運用、保守

◆作業の概要、目的、タイミング

企画案の導入・稼働に必要な運用・保守項目を洗い出し、体制や費用を検討する。
  • システムの動作環境、データの内容・性質などを意識する。
  • 主な運用・保守項目については、「導入準備~納品 5.運用・保守」を参照。
必ずしも必要になるとは限らないので、必要に応じて検討する。
  • ユーザ側でまかなうこともある。(情報システム部など)
  • システムによっては、あまり多くの運用・保守を必要としないものもある。

◆事前に必要なもの、情報

この作業の前段階として以下の作業を行い、また、作業に必要な情報として以下のものや情報等を用意しておく。

この前の作業 事前情報、他
・企画案の検討
・ヒアリング
・企画案(概案~詳細)
・関連システムの情報
・一般的な/最新の技術情報
・各ベンダー/製品のHP/資料

◆具体的な作業項目、手順

  1. 企画案の導入にあたり、運用・保守として必要な項目を洗い出す。
    ⇒ 「納品・導入支援 4.運用・保守」を参照
  2. ユーザがやるところ/技術側がやるところを切り分ける。
    • いずれも、システムの規模や使用マシンなどによってはやる必要がなかったり、やろうと思えばユーザ側で対応することもできる(ある程度の技術力があれば)。
    • (運用・保守のサービス項目として、どこまでが必要か)
    • そのうちどこまでをユーザ側で対応可能か
    • どこから技術側で対応する必要があるか
  3. こちらから提供できるサービスについて、実施形態を検討する。
    • いつ・どんな時に、どこで、どんな対応が可能か、など
  4. こちらから提供できるサービスについて、それぞれの費用を検討する。
    • サービス項目にもよるが、定額制(○円/月で○回までなら対応、など)や従量課金制(○円/1回、など)などのやり方がある。
    • これらは、(開発費用・イニシャルコストではなく)システムの運用費用(ランニングコスト)として扱う。

◆成果物、最終イメージ、作業例

この作業で以下の成果物を出す。または完成イメージの状態にする。それをこの後の作業につなげる。

成果物、完成イメージ、他 この後の作業
・(必要に応じて)運用・保守サービス内容のドキュメント化 ・提案

◆作業上のポイント、注意点

開発だけでなく、運用・保守まで携われるのが「システムインテグレーション(SI)」と言える。  
「作りっぱなし」ではなく、その後のユーザの手間やよりよい使い方を一緒に考える気持ちで、長期的に対応する。
  • 顧客満足度・信用の向上、別案件の掘り起こしや引き合いにつなげる。
開発のことだけ、プログラムのことだけ考えていても、適切な運用・保守は分からない。
  • 「自分がその業務を(長期間)することになったら」の視点で、システムのライフサイクル全体を考える必要がある。

初期費用(開発費用、イニシャルコスト)がどんなに安くても、運用・保守費用(ランニングコスト)が高くつく場合、長期的(年間~数年レベル)で考えると予算オーバーすることがある。そのバランスを考える。


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